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氷 海 工 学  (成山堂書店)
著者 : 野澤和男
 海事研究家、工学博士、元大阪大学

 北極海沿岸域に豊富に埋蔵されている石油やLNG等の天然資源 それらの開発・輸送に必要な新しい工学 「 氷海工学 」 が この一冊に纏められている。
 近年、地球温暖化の加速により北極海の夏氷が融解しスエズ航路(南回り)に比べて航行距離が40%短縮となる北極海航路NSR(北回り)の可能性が注目され各種耐氷/砕氷型商船が航行する時代となってきた。
 奥深い海氷と船との相互作用を理解し商船の運航採算性・安全性等を追求する上で本書の知識はますます必要となろう。  (注:挿入図のクリックで拡大、左端アイコンのクリックで復帰)

              目 次
      はじめに    口絵    
     第1章: 序論   第2章: 氷海域と海氷    
     第3章: 氷板の載荷力    第4章: 砕氷模型実験    
     第5章: 砕氷船工学    第6章: 氷海構造物に作用する氷荷重    
     第7章: 氷海技術の新しい進展    書評      



     参考 :  北極海航路NSRの現状について