“70歳からの手習い” の絵 [第2報] | ギャラリーのトップに戻る 次の作品 前の作品 |
自画像 (F10) |
上田 幸雄 (平成22年3月28日) 大阪大学を定年退官し、引き続いて 近畿大学で新学科創設に参画しました。 何もないところから創るのは 多少の苦労はありましたが 非常に貴重な体験をしました。 新学科の運営が落ち着いた2003年春、満70歳で定年退職しました。 いよいよ “勤め”は終わり、これからは “自分の思いのまま” の時間でした。 絵を描くことを スローライフの軸の一つにしましたが、何時も困ることが発生するので、それを解消したいと思って絵を習いに行きました。 我が家から少し離れた豊中市の画材店で偶々紹介された教室は、千里中央近くで我が家から徒歩圏内でした。 初めての授業の時、他の生徒は女性モデルの人物画の制作がかなり進行していましたので、 先生は、“あなたは 途中で追いつけないから 自画像を描きなさい”と 鏡を渡されました。 そして描き上げたのが自画像(作品番号:11)です。 人物画は似せることが難しいですが、自分の顔は毎日見ていますので、まあ、ある程度特徴を捉えて描けた積もりです。 教室では、しばらくの間モデルを描く時間が続きました。 その時の作品の一つが、2枚目の女性像、“追想”(作品番号:20)です。教室には3年程通いましたが、本の執筆と海外出張が重なり、しばらく欠席した後、教室を辞めて自分で描くことにしました。 自分が元気な間にと思い 孫3人を描きました(作品番号:30)。 何時の日か 孫達にとって良い記念になってくれればという期待がありました。 人物は1人でも描くのが難しいのに 3人になると年齢差による表情の出方の違い、顔や体の大きさの違いも矛盾のないように描かねばならず ちょっと予想しなかった大変な仕事でした。 今回は これらの3枚の人物画を掲載させていただきます。 (次回に続く) |
追想 (F10) |
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孫たち (M20) |