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百人一首に 「嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の錦なりけり」 と詠まれた三室山は、法隆寺の南西約二・五キロメー タのところにあり、周辺一帯はもみじのほかに桜の名所でもあります。 桜は桜前線に咲き始め、短い万朶の時を経て、風が吹けば桜吹雪となる。 その後はもみじと時を合わせ、青葉となり、 晩秋には紅葉し、木枯らしが吹くころ落葉する。 桜紅葉のあとは裸木となるが、その梢には初秋に生まれた花芽が冬眠 しており、早春にはうす紅にふくらむ。 桜木の歌二首です。 宮 本 雅 史 |
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