“70歳からの手習い” の絵 [第5報] | ギャラリーのトップに戻る 次の作品 前の作品 |
通天閣 (F6) 1957 昭和32 朝陽に染まる峰、御岳 (F10) 2005 平成17 |
上田 幸雄 (平成22年8月24日) 今夏の暑さは 正しく 酷暑です。暑く感じたのは高齢の所為だけではなさそうですが、熱中症による死者の多くが 高齢者というのは痛ましい限りです。 毎日 散歩は欠かさず頑張っておりますが 涼しいうちにと早起きしております。 今回は 早朝の景色を3枚と夕焼けの絵を1枚見ていただくことにしました。 最初の絵は 阿倍野の大阪市立病院の病室から天王寺公園越しの通天閣の眺めです。靄のかかった早朝は 昼間の喧騒を忘れさせる程静かでした。 次の絵は 晴れた渡った夏の早朝の木曽御岳です。御岳の峰が 澄み切った大空にくっきりと美しく朝日に輝いていました。 3番目作品は夏の早朝のグランド・キャニオンです。さすが高地で 気温は零下8度でした。 凍りつくような冷気は 輝く峰々がガラスで出来ているようにさえ感じさせられました。 最後の絵は 年中暑いタイ・バンコックの日没のワット・アルーンです。三島由紀夫の小説に出てくる“暁の寺院”です。暑さの中で 祈る暇も無く時々刻々と光と色が変化していきました。 (次回に続く) |
夏の早暁ーグランド・キャニオン、 米国 (F10) 2008 平成20 |
日没のワット・アルーン、 バンコック、タイ (F8) 2009 平成21 |