“70歳からの手習い” の絵 [第6報] | ギャラリーのトップに戻る 前の作品 |
初冬の小雁塔 (SM) 1983 昭和58 京都・三千院朱雀門 (F3) 2006 平成18 |
上田 幸雄 (平成22年10月18日) 10月に入って急に涼しくなりましたが、これで ようやく例年に近い気候のようです。 今回は 寺院を描いた小品を4枚掲載させて いただきます。 1枚目は 「初冬の小雁塔」です。 31年前に 西安交通大学から招聘され数値溶接力学を講義しましたが、2ヶ月余りの滞在中、古都長安(西安)を観光しました。 大雁塔は高僧玄奘がインドから持ち帰った経典の翻訳とその収蔵で有名ですが、夫 高宗を悼み皇后(のちの則天武后)の発願によって建立されたのが小雁塔です。 初冬の夕刻、凍りついたかの様に静まり返った雰囲気の庭に楚々と立つ優美な姿に魅せられました。 2枚目は 「京都三千院・朱雀門」です。三千院の少し離れた奥の方に“音なしの滝”がありますが、そこへの途中に古びた寺の囲いの一部に、思いもしなかった朱色の朱雀門がありました。 5月の新鮮な緑と自然石の階段、朱色の鮮やかさを絵にしました。 2007年7月 国際会議(ISOPE) が ポルトガル・リスボンであり、 その帰路 少し早目の喜寿の記念にスペインを旅しました。 3枚目は歴史的には勿論のこと、音楽の曲名でも聴きなれ、ずっと憧れていた 「アルハンブラ宮殿」です。 アラブ文化の特徴でもある幾何学模様の美しさを満喫しました。 4枚目は 今も建造が続く「サグラダファミリア」の遠望です。 近付くと一つ一つの彫刻が大きくて凄くて サグラダファミリア を描くことは出来そうにはありませんでした。 ところで、1882年に着工されたこの建造は、幾世代も受け継がれ何時まで続くのでしょうか。 (次回に続く) |
アルハンブラ宮殿 (F3) 2007 平成19 |
サグラダファミリア (F3) 2007 平成19 |