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短歌を作るようになってから、散歩に行けば自然や風景に目が向くようになり、知らない草花などがあれば人に聞いたり調べたりしています。 三月十一日の東日本大震災で福島局の標準電波は停まっていたが、四月二十一日に復活した。 この間に、龍田川堤防の山桜は冬芽、満開、落花を経てサクランボの頃であった。 ささやかな復興の兆しかと思ったが、未だに先が見通せないのはなんとも言葉に窮する。 五月末に大和川の堤防で、すすきに似た穂を見つけた。 すすきより綿毛が密で穂も太い。 ネットによれば、茅の一種で茅萱(ちがや)、その花穂を茅花(つばな)と言うらしい。 地下茎で強力に増えるので困りものとのことだが、見た目にはきれいであった。 青葉と茅花の二首です。 宮 本 雅 史 |
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