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 春は卒業、入学、入社などあらたまった行事が続く。 立春から立夏の頃までの自然の変化も大層慌しく、花期の短い梅も桜も
すでに緑の若葉である。

 花といえば、古くは梅を西行の頃から山桜をさすようになったらしい。 

 梅には道真の 「こちふかば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春をわするな」。 

 桜には忠度の 「行き暮れて木の下陰を宿とせば花や今宵の主ならまし」 などの名歌がある。

 四月早々、太陽の塔を三十数年ぶりに仰ぎ、変わらぬ迫力に感嘆。 月の石に湧いた万博の熱気と活気を思い出しました。

  散歩道の梅と
     桜の太陽の塔の 二首です。


   平成二十六年五月  宮 本 雅 史